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こんにちは、齋藤龍太です。

伝える事が”文章の目的”であるならば、
綺麗な言葉遣いである必要ってあるのでしょうか?



例えば極端な話、友達にメールを送る際に
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以下の会場と日程で会食を検討しています。

会場:ファミレス
○月○日

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みたいなの来たら何事かと思いますよね(笑

という訳で、

前回の内容「心理学テクニック以前に、必ず抑えておくべき文章の書き方」を踏まえた上で
今回は誰に向けて、どんな言葉で伝えるか?というお話をしようと思います。


今回のテーマはこれ。

「1人だけの為に書く。」


お察しの方もいらっしゃるでしょうけど、
1人の読者さんだけに向けて文章を綴ろうよぜ!という意味です。

基本的には、1人を想定した方が伝わりやすくなります。


ブログやメルマガって
不特定多数の方々にご覧頂ける訳じゃないですか。


だからといって、書き手側が1対多の感覚で書くってのはよろしくありません。


あくまで、1対1を想定します。


もしかしたら、ちょっとした意識の差に感じるかも知れません。
しかし、これが大きな結果の違いを生みます。


なぜか?


それは、”文章の伝わり方”がまるで変わるからです。


ちょっとここで、東京の渋谷駅前のような
通行人の多い交差点を頭の中に浮かべてみてください。



↓ イメージしてくださいね。

そこである男が、

「みなさ~ん、こんにちはー!」

と拡声器で挨拶した、とします。

そんな場面です。


そこで交差点の横断歩道を歩いているあなたは、挨拶を返しますか?


まぁ、きちんと挨拶を返す方もいらっしゃいますよね。


しかし大抵の方は、いきなり過ぎてスルーしてしまいがちです。
多分、私もシカトします(笑

「まぁわざわざ自分がしなくとも他の誰かが相手するだろ・・・」みたいな。

群集心理が働いちゃいます。


では、今度は

「すいません、こんにちは!」

と、あなたに向かって、
あなたの目を見ながら言われたとします。



そしたら、多少なり反応をしますよね。


いきなりで驚くかも知れませんが、
相手は紛れもなく、あなたに挨拶をしている。


そんな状況だったら、

「あ、どうも。」
「うわ、びっくりした。。」

などなど、何らかのリアクションを取るはずです。


それは他の誰でも無い、
“あなたに向けてのメッセージ”だからですね。


上記の伝わり方の差、感じました?


つまりが、文章でも1対1のシチュエーションを想定し綴る事で

画面の向こうにいるあなたへの伝わりやすさ、
あなたの反応が変わってくる訳です。


「みなさん、こちらをクリックしてくださーい。」

よりも、

「そんなあなたは、こちらをクリック。」


のが、クリックする気になりますよね。


だからこそ自分が届けたい相手、
1人の読者さんだけの為に書く文章こそが、”伝わる・売れる文章”だと言えます。


ひとつだけ注意事項を

言わずもがな、伝えたい相手に伝える事が肝心です。


あなたが商品を売りたい人ってどんな人?
友達になりたい人ってどんな人?


この「who」にあたる部分を文章を書くにあたって
予め、浮き彫りにしておく事も必要不可欠だと思いますよ。


ご参考までに。


はい、では!